もぐれ!モグリール治療院 第10話「爆弾を投げよう」
どうやら近々、禁域という普段は立ち入れない巨大樹海の調査が始まるらしく、スルークハウゼンの町全体がいつもより活気づいている。活気づいているというよりは浮足立ってるとか殺気立ってるって言った方が正しいかもしれないけど、なにはともあれ元気があるのはいいことだ。
いいことなんだけど、斡旋所から帰ってみんなに相談してみたところ、
「極端な危険、避ける、最善。行く、中止」
「オルム・ドラカが冒険者をどう認識してるか不明ですからね、もっと慎重に動くべきでしょう」
「いつか行くとしても、なるべく情報が欲しいな。よくわからないまま行って、それこそ魔王だのドラゴンだのに遭遇するのは避けたい」
みんなはいまいち乗り気じゃないどころか、出来るだけ避けたいという態度。でっぷりやピギーやゴブゴブズは同族や近い種族だったら受け入れてもらえそうなのでは、とか思ったけど、
「同じ種族だからって仲良く出来るとは限らないだろ。人間が未だに人間同士で戦争してるのがわかりやすい例だ」
なんて言われたら、まあそうだねーとしか答えようがない。
「では、ヤミーちゃんは禁域へは行かないわけだ。私はモグリールに乗るつもりだがね」
「俺もモグさんに同行するつもりだ。深入りするつもりもないけど、この辺で地道に稼ぐよりは儲かりそうだからな」
クアック・サルバーとヤーブロッコは、前から時々話に出てくるモグリールという冒険者と同行するつもりらしい。どうやら斡旋所で出会ったもじゃもじゃの闇医者、奴がモグリールその人みたい。ふたりは私とモグリールが馬が合いそうって言ってたけど、あんまりそんな感じはしなかったかな。
なんか、あの腹の中で悪だくみしてそうな感じが、どうにも好きになれなさそうというか。油断ならないなって身構えてしまう。
私に危害がなければ、別になに考えててもいいんだけどね。
とはいえ禁域に興味がないわけでもないので、ちょっと話でも聞いてみようと冒険者ギルドに向かっていたんだけど、すぐ近くの道具屋の前に騒々しい人だかりが出来ていた。泥棒か強盗でも現れたのか、それとも看板娘のお姉さんに求婚する馬の骨でも現れたのか、こんなギルドの近くで騒ぎにすることもないのに。
「ねえ、なんの騒ぎ?」
「なんだ、ヤミーちゃんか。まったく、たちの悪い冒険者がポーションを安くしろって脅してんだよ」
「ウォードッグスの連中さ。あの軍人崩れども、腕はいいんだが中身はクソだからな」
ウォードッグス、元々はハルトノー諸侯連合領とフィアレアド王国領の国境線で活動していた傭兵たちで、より大きな稼ぎを求めて冒険者になった。ギルドの中でも古参のパーティーだけど、戦場上がりが性格を変えてしまったのか、そもそも人間性に難があるから傭兵なんかやってたのか、とにかくガラの悪さとなんでも力で押し通そうとする素行の悪さが問題視されている。
って、見物客のおじさんが教えてくれた。
やだやだ、なんでも力で解決しようとする奴。脳みそまで筋肉で出来てるんじゃないかな。私? 私はもちろん力で解決なんてしないよ。そんな野蛮な女じゃないのだ。
「……仕方ないな、ぶん殴って大人しくさせよっか」
とはいえ、問題解決には力も必要。相手を上回る力を持つことで初めて、交渉というものは成立するのだ。歯と顎を砕いて口答えさせなくするとか、首を掴んで無理矢理縦に振らせるとか。
野次馬の背後から奇襲を掛けようと足を踏み出した瞬間、後ろの建物の屋根の上からウォードッグスめがけて、ガラス製のランタンみたいなものが放り投げられた。ランタンはウォードッグスのちょうど真ん中あたりに落ちて、割れた直後にバァンと耳が裂けるような轟音と目も眩むような光を放ち、ウォードッグスと先頭の野次馬たちの意識をまとめて刈り取った。
本能的に体と顔を背けながら飛び退いて、目の前の人だかりを盾にしたけど、もしあれを直接見てたら私の意識も飛ばされてたに違いない。どこの誰か知らないけど、なんて物騒なもの投げ込んだんだ!
「ふっふっふ、新開発した閃光弾の効果は上々! さあ、道具屋の……名前は何だったか忘れたが道具屋の女、今のうちに逃げるといい!」
「あの、姉さん。道具屋のお姉さんも卒倒して痙攣してるんだけど……」
「なんだって!? それは計算外だな、よし、ちょっと安全な場所に避難させてこい」
屋根の上から高らかに無駄に大きい声が轟いて、なんていうか頭の悪そうなやり取りが始まった。道具屋のお姉さんはウォードッグスと一緒に気絶してるし、おまけに光と音が発生した時に撒き散らされた炎で店の花壇や壁が燃え始めている。
「おや、店が燃えてるな? 一体どこの誰の仕業だ!?」
「姉さんの投げた閃光弾でしょ」
「ちっ、また計算し直しか。いや、これはこれで効果的かもしれないな……いっそ火薬の両を倍にしてみるか」
いや、そんなこと言ってないで火を消せよ。どこの誰だか知らないけど。
屋根の上に堂々と立っているのは、見たところ私よりもいくらか小柄な、医者や学者のような白衣を着込んで、火のように赤い髪を三つ編みにした女で、体格に似つかわしくない大型の鞄を背負っている。
その足元で階段伝いに降りてくるのは、反対にがっしりとした体格の青年で、消火活動の時に使われる耐火用のマントを羽織っている。あと理由はわからないけど腰に酒瓶を提げてる。
どうやらふたりは姉弟のようで、さっきの妙な爆弾を投げたのが姉みたい。
「すみませんすみません、いつもお騒がせしてます、ちょっと通りますね」
耐火マントの青年は野次馬にペコペコと頭を下げながら通り抜けて、どさくさに紛れてぐいっとお酒をあおって、手慣れた感じで道具屋のお姉さんを担いで、少し離れた場所へと運び出した。
「よし、避難は完了したな! ついでにもうひとつ実験しておこう!」
「駄目だって、姉さん! みんな、急いで逃げて!」
ようやく目を覚まし始めたウォードッグスの中心に、金属製の球体が投げ込まれて、地面に落ちた瞬間、一瞬にして辺り一面に炎が拡がり、おまけに破裂した球体から飛び出た鉄片が奴らに襲いかかった。道具屋の前はもう大惨事で、血塗れの上に大火傷をしたウォードッグスがのたうち回ってるし、道具屋の正面は衝撃で吹き飛んでるし、野次馬たちも大慌てで逃げ出すし、おまけに騒ぎを聞きつけた騎士団まで出動してきた。
例の姉弟はどさくさに紛れて姿を消し、私は妙なことに巻き込まれる前に冒険者ギルドへ行ってしまえと、野次馬に混じって駆け出した。
◆❖◇❖◆
「ヤミーちゃん、絶対にそのふたりに近づいてはいけませんよ」
冒険者ギルドでさっきの騒動のことを話すと、心当たりがあるのか受付のお姉さんが忠告してきた。
お姉さんが言うには、あのふたりは除名された元冒険者でボルカノとラヴァといって、冒険者の間ではちょっとした有名人らしい。元々は大規模パーティー、モラーダ魔法同盟に所属していたけど、5年前にちょっとしたでは済まない規模のやらかしを起こしたことにより追い出され、そのままギルドからも除名されて、今は爆弾を中心に火器開発に精を出している。そもそも火薬の研究が専門らしくて、初めはボルカノの開発した発破缶が鉱山や解体工事で活躍してたそうだけど、本人曰く「火力が足りない」ということで、より強力な爆弾を求めるようになったとか。
うん、気持ちはわかる。仲良くはしたくないけど。
「おいおい、受付嬢。まるで人を疫病神みたいに言ってくれるじゃないか。焼くという意味ではあながち間違いじゃないかもしれないし、私の頭脳も凡人からしてみれば病的に優れているともいえる、神という表現も称賛としては不足ないが、神如きと一緒にされても困る。神など所詮、凡人が頭の中でこねくり回して作った想像の産物に過ぎん、そんなものと私を同格に並べてくれるな」
いつの間にか隣の椅子に、さっきの小柄な赤毛の女が腰かけていて、珈琲の1杯でも入れろと言わんばかりにカウンターの上をトントンと指で叩いている。
さらにその隣では、同じくさっきの青年が申し訳なさそうな顔をしながら、他の冒険者たちやギルドの職員に頭を下げている。移動する度にお酒を飲んでるけど、そこに関しては特に誰も気にしていないみたい。
「ボルカノさん、ギルドは出禁にしたはずですよ?」
「ふっふっふ、愚かな圧制者気取りの女よ。天才を沈黙させる為政者など、何時の時代にも存在せんのだよ。そもそも除名だの出禁だの、そちらの処分自体がおかしいのだ! 私の言う通りにしていたら、人類の進歩は1000年は先に進んでいたはずだというのに!」
故郷のじいちゃんから聞いたことがある、異常に大きい数字を出す奴はだいたい詐欺師だと。あと絶対儲かるとか、倍にして返すとか、行けたら行くとか、そういう言葉は全部嘘なのだとも。
「おい、そこの……えーと、ヤミーちゃんとやらだったか? 君もさっき見ただろう、私の爆弾の威力を」
「うん、見た。迷惑極まりない」
「まあ、そこは使う場所次第というやつだ。街中で使えばああいった結果となるが、仮にあれがモンスターの巣穴に使ったら劇的な効果を生むと思わないか? 思うだろう、そうだろう、そうだとも! おい、助手! このヤミーちゃんとやら、見込みがあるぞ! 私の発明品を見てもらえ!」
なにも答えない内に勝手に同意したことにされて、特に頼んでもないのにカウンターの上に大型の機械弓や妙な臭いのする長い棒、刻印のされた筒のようなもの、さらに取っ手のついた陶器の塊やらなんやらが次々に置かれていく。
「まずこのファイアラット! これは実験中に火がついて逃げ惑うネズミからヒントを得たのだが、矢の射出口の尖端に発火装置を取り付けてある。さらに鏃の後ろに火打石を加工した鉱石を取り付けることで、矢が放たれる勢いで鏃に着火! そのまま炎の矢となって敵へと襲いかかるのだ! ちなみに火のついたネズミは向かいの廃屋に逃げ込んで、そのまま1区画燃え盛る火事になったが、そんなことは大事の前の小事だ。特に問題はない!」
いや、大問題だよ。その調子で暮らしてたら、いつかスルークハウゼンが焦土と化すと思う。
「次にこのフレイムトーチ! これは初期の作品だが、その名の通り松明から着想を得た。戦闘用の棒の先端を金属で覆い、そこに油を染み込ませた布を巻きつけた。これにより、あら不思議、先っぽは燃えてるのに棒そのものは燃えていないじゃないか、という実用化に成功! 今では獣への威嚇から囚人への拷問まで大活躍しているのだ!」
ボルカノはふふんと鼻を鳴らし、次に刻印のされた筒を手に取った。
「これは新作のファイアブレス! その名の通りドラゴンが発する炎の息から着想を得たものだが、空気を入れる穴に刻印を、内部には簡易的な魔法陣を設置している。これは所有者の魔力に反応して発動する仕掛けで、微々たる魔力しか持たない者でも使用出来て、吹き矢の代わりに炎を発射できるのだ! 当然、魔力が強ければ火力も増す! 携帯にも便利! 非力な御婦人方への護身用にも持ってこい! 今度、ロンカ商店にでも売りつけてやろうと思っているところだ!」
ボルカノは高らかに笑いながら筒を掲げ、もう片方の手で受付のお姉さんを指差し、
「もちろん冒険者ギルドへも卸してやらんこともないぞ! その前に私への不当な処分を撤回してもらうのが先だが? 心配するな、私は見ての通り心が広いのでね、靴を舐めろとまでは言わんよ」
心の広い人は靴を舐めさせるなんて発想が出てこないと思うけど、とにかく心は広いらしい。背は低いけど。
「結構です! あなたの行いのせいで、何人の犠牲が出たと思ってるんです!」
「犠牲? ああ、禁域調査の時のか。もちろん記録してあるぞ、たった309人だろ? 正確には冒険者52名、現地の住民174名、随伴の商隊16名、護衛の騎士団38名、教会の調査員29名だ。だがな、あれはそもそも私の仕業ではないぞ。ちょっと森を焼き払ったらドラゴンが出てきただけの話だ、むしろ人間の敵対種であるドラゴンに苦情の手紙でも送ってみたらどうだ? ドラゴンの文化に受付窓口や郵便があるか知らんが」
もしかして禁域が普段立ち入り禁止なのって、このボルカノのせいなのでは?
「あなたが森を焼くからドラゴンが出てきたんでしょうが! もっと慎重な調査だってできたはずです!」
「ドラゴンに気を使いながら調査なんて出来るか、馬鹿が! それともなにか、受付嬢! お前はドラゴン信仰者にでもなったのか!? まあ、ドラゴンは明確な上位種族だからな! 気持ちはわかるぞ、人類の背徳者め!」
あわや掴み合いの喧嘩が始まりそうなところで、弟のラヴァが1杯お酒をあおってからボルカノを後ろから持ち上げて、そのまま足をバタバタと振り回す姉をカウンターから遠ざけた。
「姉さん、言い過ぎだって。それにドラゴンが出てきたのは事実なんだから」
「だからどうした! 永遠に絶えない炎を持ち帰れたのは、誰のおかげだ! 私のおかげだろうが!」
【永遠に絶えない炎】
禁域から持ち帰られた成果物のひとつ。ドラゴンが居ない隙にボルカノ姉弟が奥地から盗み出した、水を掛けても布で覆っても、密封した箱に閉じ込めても決して消えることのない煌々と輝く炎。今では教会の象徴として教会本部の大聖堂やスルークハウゼン含めた各地の教会施設にも祀られている。
同時に騎士団に献上されたドラゴンの鱗を加工した、同じく象徴たる巨大な竜の盾と併せて、ボルカノの所業は一切が不問とされ、さらに莫大な報酬まで手に入れた。そのおかげで騎士団や教会から睨まれながらも、現在もスルークハウゼンで生活できている。
ちなみに禁域の調査が許可制になったのはボルカノが原因ではなく、そのさらに10年ほど前に七王のひとりがオルム・ドラカの斥候兵と揉めたのが発端である。
って、ギルドにいつもいる物知りな職員さんが横で説明してくれた。
「本来であれば、爆炎の女王とか紅炎の賢王とかそんな感じの異名がついて、七王が八王になってもおかしくないのだぞ! それだけの成果を持ち帰った冒険者、私以外にいないだろうが! もっと敬え! 天才科学者ボルカノ様と呼べ! ついでに平伏せ!」
離れたと思ったらテーブルの上に乗って騒ぎ出して、職員さんに首根っこを掴まれてすぐに引きずり降ろされた。
「ところで弟君、なんであの人、森を焼いたの?」
「ラヴァです。姉は見ての通り火薬や爆弾を研究する爆破火具師、僕はその助手なんだけど」
ちなみに弟のラヴァは爆破火具師助手。危険な爆発物を人力で設置して、導火線に着火して全力で逃げる危険極まりない仕事。当然正気で出来るような仕事ではなく、他にもいた助手たちは仕事中にも関わらず強い酒を煽り、危険な爆薬を抱えて走り、時に爆発で、時に金属片の混じった爆風で、時に千鳥足で転倒して、大量の負傷者と重度の酒毒症患者を生み出した。なので現在は姉ひとり、弟ひとりの二人三脚で細々とやっているのだとか。
おそらく弟も相当な酒毒症のような気もするけど、私の体じゃないし放っておこう。それにしても酒瓶と弟から漂ってくるお酒のにおい、目が眩むような強烈な安酒のにおいだ。それこそ、そこらの燃料よりも、もっとずっと燃えやすそうな。
「姉がある日、道がなければ造ればいいとか言い出して、そうだ、いい考えがある、ってうっきうきで現地の牢屋と交渉して、囚人を働かせようってなったんだ。ここまでは他のパーティーも特に反対してなかったんだけど、働かせ方が問題で……」
「囚人に開拓道具だと偽って爆薬を背負わせて、そのまま森に入らせたんです」
なんか、もう全体像が見えてきたけど、一応最後まで聞いておこうかな……受付のお姉さんも顔に怒りが貼りついてるし、最後まで説明したそうにも見えるし。
「爆薬は軽い衝撃でも爆発するよう細工されていて、魔獣やモンスターに襲われた瞬間に自爆……最初のひとりの爆発をきっかけに連鎖的に囚人たちも爆発、結果として禁域の未踏査地域の広範囲を焼き払うことになりました。さらに炎は風にあおられて奥へ奥へと進み、結果として」
「実に効率的に危険を回避しながら侵攻することが出来たわけだ! 本来、腕利きの冒険者でさえも少しずつしか進めなかった場所を、たったの数日間と50名ほどの人足で切り開いてみせたわけだ。少なくとも一月分は短縮したぞ! ドラゴンが出てきたのは誤算だったが、どのみち奥まで進めばドラゴンとは遭遇するんだ。早いか遅いかの違いでしかない」
受付のお姉さんの言葉を遮って、ボルカノは自信満々に語ってみせた。その様子にお姉さんは余計に怒りの炎を燃え上がらせるし、ボルカノはボルカノで絶対的に自分が正しいと信じてるから、これまた炎を燃え盛らせることになるわけで。
「そんな屁理屈は通りませんよ! あなたは最悪の冒険者です!」
「やはりお前の仕業か、受付嬢! 私の完璧な計画書、いつまで経ってもギルドから返事が来ないと思ったら、お前が止めてたんだな!」
「ちなみに姉がこっそり提出した計画書で、攻城兵器を使って爆弾を遠くまで飛ばすっていう」
喧嘩するふたりを横目にラヴァがこっそり耳打ちしてくれた。うわあ、息がもう醸造所のゴミ箱みたいなにおいがする。でも、投石機みたいなもので爆弾を飛ばして、危なそうな場所を潰すのは有りか無しかでいえば、全然有りな気もしなくもないけど。
「ただ、永遠に絶えない炎を流用したら開拓し直さなくて済む、とも言い出して」
「それって禁域全体が燃えたら、いつまでも燃えたままだよね……?」
そんなことになったら、いよいよドラゴンが現れたどころの騒ぎでは収まらない。禁域、更にはその奥にあるオルム・ドラカという国も含めて、それこそ永遠に終わらない戦争にまで発展しかねない。
「一応、調査の際にはドラゴンや禁域内の生物を刺激しすぎるな、っていう暗黙の了解もあるので」
「私でも却下するかなー」
髪の毛を引っ張り合う受付のお姉さんとボルカノは放っておいて、私はこれ以上関わり合いにならないように、こっそりと冒険者ギルドを後にしたのだった。
NEXT「闇医者に診てもらおう」
≪NPC紹介≫
ボルカノ
種 族:人間(女、26歳)
クラス:爆破火具師(レベル21)
HP 腕力 魔力 守備 魔防 命中 回避 必殺 幸運 魅力 移動
能力値 25 5 16 6 9 21 13 9 9 11 3↑2↓3(歩兵)
成長率 35 15 35 15 30 40 25 25 20 25
【技能】
短剣:E 剣術:E 槍術:E 斧鎚:E 弓術:D 体術:E
探索:D 魔道:C 回復:E 重装:E 馬術:E 学術:B
【装備】
ファイアブレス 威力26(5+16+5/魔法武器、炎属性)
冒険者の鞄(大) アイテム所持数+5
【スキル】
【個人】黒色火薬(銃、大砲、炎属性の武器の攻撃力+5)
【基本】魔力+2
【戦闘】ボマー(爆発物系アイテムの効果×2)
【戦闘】発破(爆発物系アイテムを消費して壁や建物を破壊する)
【??】
【??】
ラヴァ
種 族:人間(男、25歳)
クラス:爆破火具師助手(レベル18)
HP 腕力 魔力 守備 魔防 命中 回避 必殺 幸運 魅力 移動
能力値 30 9 3 9 7 10 36 3 16 5 3↑2↓3(歩兵)
成長率 50 30 15 25 20 30 40 10 35 15
【技能】
短剣:E 剣術:E 槍術:E 斧鎚:D 弓術:E 体術:E
探索:D 魔道:D 回復:E 重装:C 馬術:E 学術:D
【装備】
鋼の斧 威力22(12+10)
耐火マント 回避+10、炎属性半減
【スキル】
【個人】安酒のにおい(2分の1の確率で攻撃ターゲットから外れる)
【基本】幸運+5
【戦闘】仕事前の一杯(アルコールで恐怖を飛ばす、回避+10)
【戦闘】耐火装備(炎系ダメージを半減させる)
【??】
【??】