もぐれ!モグリール治療院 第2話「町のお掃除をしよう」
冒険者として堂々と道を歩きたきゃ、これを避けるわけにはいかねえな。
とされる仕事が幾つかある。その最たる例が町内清掃だ。これといった危険もなく、報酬が高いわけでもなく、成し遂げたからといって自慢になるわけでもないけど、これに参加するのとしないのとでは町の人からの扱いに天と地の差が出る。ただでさえガラの悪いのが多い冒険者たちが、ちょっとでも自分たちは無害で健康的で安心安全だと思われるためには、こうした地道な活動も大切なのだとか。
冒険者が生活する上で住人と仲良くなって損はないし、物騒な連中が朝早くから掃除をしてくれたら住民たちも安心してくれるに違いない、というギルドの思惑もあって毎週のように壁に張り出される。ご丁寧にホウキとかゴミバサミを笑顔で手にする絵も添えて。
「ヤミーちゃんもお掃除やっておきましょう」
受付のお姉さんも強く勧めてくる。
掃除は好きじゃないけど、確かに一理ある。自分の家の前を歩いているのが、なに考えてるのかわからない化け物だったら嫌だけど、同じようにゴミのひとつも拾ってくれる生き物だったら安心できる、っていう気持ちはわからなくもない。私だって自分の家のそばを人食い熊が歩いてたらナイフの一本も握るところだけど、ゴミ拾いの人だったらそこまで警戒する必要もない。顔見知りだったら挨拶とかしてもいいし、暇潰しに立ち話をするかもしれない。
そんな気持ちを悪用して、善人を装って家主が金持ちかどうか探る連中もいるので、はいどうぞって歓迎してしまうのも危険だったりするけど。
「ヤミーちゃんは城壁の外を拠点にしてるので、なおさらやっておくべきです。今のうちに住人たちの信頼度を稼いでおきましょう」
受付のお姉さんがさらに強く勧めてくる。さては受け手が少ないと見た。冒険者になってまで掃除をしたいと思う人は少ないし、受けるのはよっぽど暇な人か、町が汚いのが許せないほどのきれい好き、あとは怪我の治療中で戦闘は勘弁なーみたいな人くらいかも。
「ヤミーちゃん、お掃除はおすすめですよ!」
「じゃあ、やる」
ちょっと強すぎる感もある勧めに、私は首を縦に振ることにしたのだ。
◆❖◇❖◆
ところで町内清掃といっても、掃除場所によって報酬と貢献度が変わる。一番報酬が高いのは下水道清掃、要するに臭くて汚い排水路を、ゴミで詰まったりしないように延々と浚い続けるというもの。一番簡単で報酬も低いのは街路清掃、煙草の吸殻や落とし物、あと馬や犬のうんちなんかを拾う。時期によっては大量の枯れ葉で道が埋もれてたりするから、こっちはこっちで一仕事した感があるらしい。河川清掃、いわゆるどぶさらいはその中間くらい。
住人に顔を覚えてもらうなら街路清掃、報酬を期待するなら下水道清掃だけど、ギルドで暇そうにしてたおじさんが言うには一番おいしいのはどぶさらいなんだとか。
「どぶさらいはいいぜー、お嬢ちゃん。当たり前だけど街路なんてろくなものが落ちてねえ、だって道を歩いてて財布が落ちてたら、運が良いぜーっつって拾っちまうだろ。下水道も同じ、基本うんこと生ゴミとたまに酔っ払いが落とした小銭くらいしか落ちてねえ。でも不思議と川には結構いいものが落ちてたりすんだよ」
なんて助言もあって、私はどぶさらいを選んでみた。
もちろんそんな仕事、一張羅の狼の毛皮なんて纏っていられない。あの毛皮は私の強さとかわいさと故郷ノルドヘイムの誇りの象徴みたいなものだけど、もしどぶの臭いなんか染みつけてしまったら、私のふたつ名がどぶ狼とかドブビーストとかになってしまう。それだけは我慢ならない! どうせなら柑橘の匂いとかを纏っていたい側なのだ! だってその方がおいしそうだから!
そういった事情もあり、今日は狼の毛皮を置いてきたせいか、頭と背中が軽くて落ち着かない。見た目もその辺りの町娘のめちゃくちゃかわいい版みたいで、かわいいけどノルドの戦士には見えないと思う。念のため腰に鉄製の短剣を提げているけど、冒険者らしい部分はそこだけ。あとは全部、ただひたすらにかわいいだけの町娘なのだ。
「えー、冒険者の同志諸君、今日は頑張って掃除に精を出しましょう。もし高価なものが見つかった場合は、一旦ギルドで預かって持ち主を探しますので、くれぐれも勝手に持ち帰ったりしないように。あと先日はワニに噛まれた死体の一部が発見されましたが、見つけた場合は勝手に持ち帰ったりせずにギルドまで提出すること」
そう挨拶した河川敷で汚い川を背にズラッと並んでいる集団は、スルークハウゼンでも特に大所帯のパーティー、ベルトランのヤドリギ。リーダーのベルトランは冒険者に珍しい博愛主義者で、富める者とは仲良く手を取り合い、貧しき者には施しの手を差し伸べ、あぶれた冒険者には屋根を貸してあげるをモットーにしているらしい。なんていうか変な趣味だなーとしか思えないけど、おかげで100人を超す大所帯だし、未熟な駆け出しや体にガタが来だしたロートルから慕われている。
ちなみに入ってみたらって勧められたけど、めんどくさそうだから断った。他の冒険者たちには私のことを助けて欲しいけど、私は他の冒険者のためにあれこれ手を貸したくない。だって、めんどくさいから!
「さて、どぶさらいするかー」
というわけで私はひとり、なんか金目の物はないかなーって欲を出しながら、角スコップを握りしめて黙々と川底を浚っている。どぶさらいは地道な作業だ、浚っても浚っても出てくるのは汚水をたっぷり含んだ臭くて重たい泥。そんな中に光る物があったと思ったら、空き瓶とか割れた陶器とか、後はせいぜい銅貨が1枚とか。他の人たちも似たような具合で、うんざりした顔をしながら川底からスコップを引き上げて、疲労と怒りで両腕をぷるぷると震わせたりしてる。
しかしそんな中、妙にアイテム発見率の高いパーティーがいることに気づいた。いや、よそ見してサボってたわけじゃないよ。何事もまずは手本を見つけろって言うじゃん、そういことだよ。
「よっしゃー! 魔法銀、確保!」
「こっちは体力の指輪だ!」
「見ろよ、鉄の盾があったぜ!」
見るからに素行の悪そうな恰好をした連中が、川に浸かりもせずに騒いでいる。そのパーティーはひとりだけ川に浸かった地味な青年が、黙々とどぶさらいをしながら金目の物を見つけて、河川敷でだらだらと酒を飲んだりカード遊びをしてる連中が馬鹿面を提げて受け取っている。馬鹿面は言い過ぎた、羨ましさでつい悪口を吐いちゃった。
で、この馬鹿面共と地味青年のパーティーはスカベンジャーズといって、見ての通りの素行の悪さで住人たちからの好感度は地の底、ギルドへの貢献度も最低に近く、おまけにリーダーがスルークハウゼンでまあまあ権力を持った貴族の息子だったりするから、力づくで追い出すわけにもいかなくてみんなの頭痛の種。
って、さっきまで私の隣で川底に鍬を打ち込んでたベルトランのヤドリギ所属の、腰痛持ちのおじさんが言ってた。
他のパーティーのことは口出し無用、というのが冒険者同士の約束事らしいけど、私が決めたわけじゃないから従う必要なし! せっかく優秀などぶさらいが目の前にいるのに、それを見過ごすとかノルドヘイムのヤミーの名がすたる。
「なんだよ、ポーションかよ! もっといいもの拾ってこい!」
河川敷の馬鹿面から蹴飛ばされて尻から水に浸かる青年に近づき、その発見力にあやかることにする。
「ねえ、そこの人。さっきからすごいけど、どうやって金目の物見つけてるの? コツとかあるの?」
「……いや、コツっていうか経験と勘だけど」
「だったら次はどの辺で見つかりそう」
青年はめんどくさそうに溜息を吐いて、無言で小さく、私にだけ見える程度の動きで反対側の川岸を指差した。どうやらあの辺りになにか落ちているらしい。なんだなんだ、親切な男じゃないか。あんな馬鹿面共に使わせるのは勿体ないな、うちのパーティーに入ってくれないかな?
なんて考えながら、ざぶざぶと向こう岸に向かっていると、足下に硬くて重たい金属の感触がぶつかる。スコップと腕を使って掬い上げると、刀身が私の身長ほどもある馬鹿でかい大剣が姿を現した。
「お、おおーっ!」
大剣は鉄製でところどころ傷んでるけど、研ぎ直せばまだまだ十分使えそうな逸品だった。今使ってる鉄の斧よりも重たくて扱いづらいけど、一撃の破壊力は比べるまでもない。
こんな素敵な武器を譲ってくれるなんて、なんていい青年だ。
「お、ヤミーちゃん、随分と立派な武器を見つけたね」
「ねー! って、おじさん、誰?」
急に話しかけてきたおじさんは、人の良さそうな風貌をした髭のおじさんで、首からは銀で出来た認識票を提げている。どうやら見た目通りのベテラン冒険者らしい。
「俺かい? 俺はベルトランのヤドリギのリーダー、ミルトハイル・ベルトランその人さ」
そういえば挨拶してた連中の中にいたな。へー、この人が噂のお人好しの博愛主義者。
「そんなことより彼、中々の目利きだろう。スカベンジャーズなんかにいるには惜しい人材だが、色々事情があるのか誘っても首を縦に振ってくれなくてね。うちに是非欲しいんだがね」
「確かに」
彼のどぶさらいの才能、色んな場面で役立ちそうだよね。洞窟とか遺跡とか砂漠とか、とにかく何か見つけてくれそうな、そんな期待が持てる。
「よし、じゃあぶちのめしちゃおう」
「……え?」
ベルトランが呆気に取られたような、不意を突かれたような、状況を整理できてない顔を向けてくる。もしかして聞き取れなかったのかな? 年を取ると耳が悪くなるのかな? ぶちのめしてくるって言っただけなのに。
耳の遠いおじさんは置き去りにして、なに剣を取られてるだよと怒鳴られている青年の元へと駆け寄り、そのまま大剣一閃、河川敷で踏ん反り返ってる馬鹿面をひとり横殴りにする。
「この便利な青年は、このヤミーちゃんがいただく! なぜなら私が強くてかわいいからだ!」
さらに力任せに大剣を振り回して馬鹿面その2を川の中へと叩き落とし、そのままスカベンジャーズのリーダーも川へと蹴り落とした。
しかし奴らもそれなりの冒険者、死なない程度に横殴りにしただけでは当たり前だけど死ぬはずもなく、それぞれ剣や手斧を構えて、怒りを剥き出しにした表情で私を睨んでくる。面白い、誰にどの面向けてるのか、しっかり身をもってわからせないと。
スカベンジャーズの殺気と私の戦意が交差しそうになったその時だ。
「やべえ! そっちにいったぞー!」
「逃げろー! キラーカイマンだー!」
上流から他の冒険者を追い回しながら、少なく見積もっても私の3倍はありそうな巨大なワニが現れた。そういえばワニがどうとか言ってたような。
「これ、持ってて」
野生の獣相手に使いなれない武器はまずい。大剣を青年に預けて、私は短剣を抜いて身構える。ワニと戦ったことはないけど、聞くところによるとワニは噛みつく力が強く、獲物を捕らえたら水に引き摺り込むらしい。ということは初撃は高確率で噛みつきだ。ワニの頭の動きを細かい変化も見逃さないように観察し、大口を開けてスカベンジャーズの馬鹿面その1だか2だかが噛まれる様子を眺める。
「うわあー! やめてくれー!」
「やべえ! マジやべえ!」
ワニは噛みついたまま首を大きく振り、最初に噛んだ餌を空中へと大きく放り出して、次の得物に噛みついてぐるんぐるんと振り回し、そのまま河川敷の地面に叩きつける。さらにはスカベンジャーズのリーダー格の構えた剣を尻尾で払い、怖じ気づいて逃げ損ねた足に齧りついた。
「おい、てめえら! とっとと助けやがれ! なあ、なに見てんだよ! おめーだよ、そこの女! 冒険者は助け合うもんだろ、早く手を貸してくれよ!」
驚いた、まさか私に助けを求めてくるなんて。さっきまで殺意満々な目で睨んでおいて、よくこんな都合のいい発想が出来るなあ。どういう育ち肩したら、こんな生き物になるんだろう。ちょっと感心しちゃうな。
「頼む! 助けてくれ! お礼はしますから! なあ、頼むって!」
実家が金持ちだとこういう発想になるのか。いつだって周りはすべて味方、みたいな環境で育ったんだろうな。ノルドヘイムに来たら3日くらいで死にそうな類だ。
「……しょうがねえな」
私の後ろで大剣を抱えていた青年が、剣を握り直して肩に担ぐような構えでワニへと駆け寄り、そのまま強烈な一撃を振り下ろした。研ぎ直しが必要とはいえ重くて頑強な鉄の刃を受けて、ワニもさすがに怯んだのか口を開けて獲物を放し、2、3歩後ずさりして青年へと向き直る。
「やるじゃん、青年」
「うむ。実に勇敢な一撃、やはり君は筋がいい」
ワニが前に出ようと頭を持ち上げた隙を突いて、ワニの喉元へと滑り込んで短剣を突き刺す。一撃くらいでは致命傷には届かないけど、この一撃はワニの思考と動きを妨げるためのもの。足を止めたところでベルトランが、背後から強烈な一撃を浴びせた。さすが銀の札を持つベテラン、その太刀筋はしっかりとワニの鱗を突き破って肉まで身へ食い込み、そのまま力任せに腹まで突き破った。
「皆の者! このままワニを捕獲!」
ベルトランの号令を合図に、槍とか棒とかスコップとか、その辺の岩とか、使えそうなものをなんでもいいから手にしたヤドリギの面々がワニを囲んで攻撃し、そのまま河川敷まで引っ張り上げていった。
「……あー、無駄に疲れた。リーダー、ギルドに戻りますよ」
「てめえ! もっと早く助けろ! どんくせえな!」
大剣を背負った青年に引きずられながら、スカベンジャーズの面々が彼に毒づいている。助けてもらっておいてなんなんだ、あの態度は? 私が世間というものを教えてあげようか?
拳を握って足を踏み出そうとしたところを、背後からベルトランに止められた。
「ヤミーちゃん、彼らには彼らの事情があるんだよ。勿体ないけど、こればかりは彼が自分から手を切るまで待つしかないね」
「そういうもんかなあ?」
そういうものなのかもしれない。人間社会というのはめんどくさい、力で従わせたら手っ取り早いのに。
「そんなことより君は反省会だ」
え? なんで?
◆❖◇❖◆
「ヤミーちゃん、反省してますよね?」
「俺、やられた側のメンバーなんですけど……?」
「彼らはわかるが、どうして俺も怒られているのかね?」
「連帯責任です! 特にベルトランさん、あなたが付いていながら何やってるんですか!」
その日の夕方、私とスカベンジャーズの青年、ついでにベルトランは汚れた服を着替え、ギルドの床に正座させられていた。どうやら住人たちから大量の苦情とそれなりの量の感謝が届いたようで、ベルトランは監督責任、青年は連帯責任、私は騒動の首謀者ということで念入りに説教されて、3人揃って足が痺れて悶絶しだした頃にようやく解放された。
ちなみに怒られながら横で聞き耳を立てたところ、青年の両親はスカベンジャーズのドラ息子の家に使用人として雇われているそうで、幼い頃からそれを盾に取られて、今日みたいに扱き使われていたのだとか。
「殴っちゃえばいいのに」
「いや、そうはいかない。父さんたちの仕事が無くなったら困るだろ」
「甘い! そうやって相手を甘やかすから、いつまでも付け込まれるんだよ! あの手の輩はね、顔のひとつでも……そうだ、今からそいつの家に行こう」
善は急げだ。私は青年の腕を掴んでそのドラ息子の家に向かい、扉を蹴破って怪我で寝込んでいたところを殴りかかり、適度に痛めつけたところで暖炉の火を拝借した。油をたっぷり染み込ませた松明に火を灯し、後ろ手に縛り上げたドラ息子の顔面へとゆっくりと近づける。
「ノルドヘイムでは相手を徹底的に服従させる時に顔を焼くっていう風習があるんだけど」
「……なんだよ、その恐ろしい風習は」
笑顔で青年の手に松明を握らせて、親指を立ててそのままドラ息子の顔を指し示す。
「嫌だ! 絶対やらないからな!」
「でも片目がカチカチに固まる頃には、二度と逆らわないくらい服従してくれるよ?」
「くれるよじゃなくて……わかったよ、お前の仲間になるからもうやめてくれ」
なんか思ってたのと違う流れだけど、パーティーに入ってくれるならまあいいや。おい、ドラ息子、彼の両親をクビにしたらわかってるだろうな? その時は骨が剥き出しになるまで、おでこを焼いてやるからな。
涙とあと下から液体とか半液体とか垂れ流しながら首を縦に振るドラ息子に、最高にかわいい微笑みを返して、私は青年の手を引いて意気揚々とギルドへと戻ったのだった。
「仲間になるとは言ったけど、俺にも色々事情がある。レイドって形でもいいか?」
「レイドってなに?」
レイドとは冒険者のパーティー同士での共闘を意味するそうで、必要な技能の持ち主を一時的に借りたり、反対に優秀なメンバーを貸し出したり、複数パーティーの混成部隊的な編成のことを指すらしい。元々は騎士団と冒険者が協力して敵対戦力への強襲することをレイドと呼んでいたけど、戦争も終わって次第に共闘そのものをレイドと呼ぶようになった。
実際にやってることは敵に挑むか冒険に挑むかの違いくらいで、戦力の補い合いという点では一緒だから、特に正そうともならないのだとか。
「とりあえずそれでもいいや。私たちを気に入ったら正式に加入してくれたらいいし」
「……命が幾つあっても足りなさそうだから遠慮しとく」
むう、意外と強情な青年だな。そうだ、青年だとなにかと呼びづらい。この男にも親からもらった立派な名前があるはずだ。立派かどうかは聞いてみないとわかんないけど。
「名前はヤーブロッコ。スカベンジャーズはさっき辞めたけど、実はモグさんって人ともレイドを組んで……組まされてるって表現が正しいな」
モグさん? 誰それ? モグラの獣人か何か? 地底人なの?
「まあ、そのうち紹介するよ。なんていうか、お前とは馬が合いそうな気がするよ」
「さすが私の魅力、会ったこともない人を陥落してしまうとは」
ヤーブロッコが呆れた目を向けながら首を横に振り、
「いや、モグさんも山賊みたいなところがあるから」
なにかを諦めたような溜息と共に言葉を吐き出してみせた。
いや、私にはちっとも山賊要素はないけど?
NEXT「基礎教練を受けよう」
≪加入ユニット紹介≫
ヤーブロッコ
種 族:人間(男、21歳)
クラス:どぶさらい(初期レベル15)
HP 腕力 魔力 守備 魔防 命中 回避 必殺 幸運 魅力 移動
能力値 31 10 3 10 5 15 15 5 21 4 4↑2↓3(歩兵)
成長率 50 35 15 40 20 40 35 15 45 10
【技能】
短剣:E 剣術:D 槍術:D 斧鎚:E 弓術:E 体術:E
探索:C 魔道:E 回復:E 重装:D 馬術:E 学術:D
【装備】
鉄の大剣 威力23(13+10)
冒険者の鞄 アイテム所持数+3
【スキル】
【個人】スカベンジャー(敵を戦闘不能にした時、アイテムを入手する)
【基本】幸運+5
【発見】泥中の蓮(レアアイテム発見率を幸運%上昇させる)
【発見】泥ひばりの浚え歌(アイテム発見時にHPを20%回復)
【??】
【??】
≪NPC紹介≫
ミルトハイル・ベルトラン
種 族:人間(男、38歳)
クラス:ウォーリアー(レベル27)
能力値 HP 腕力 魔力 守備 魔防 命中 回避 必殺 幸運 魅力 移動
能力値 48 20 5 14 4 12 16 20 7 19 4↑2↓3(歩兵)
成長率 40 30 10 30 10 30 25 20 15 40
【技能】
短剣:D 剣術:B 槍術:D 斧鎚:C 弓術:E 体術:E
探索:B 魔道:E 回復:E 重装:E 馬術:E 学術:B
【装備】
鋼の剣 威力28(10+18)
鋼の盾 守備+3
【スキル】
【個人】旅鳥の羽休め(味方ユニットが隣接した時、即座にHPを5%回復させる)
【基本】HP+5
【下級】剣装備(剣装備時、腕力+1)
【中級】大振り(命中-10する代わりに腕力+1)
【??】
【??】
スカーヴ、トロツキー、ベンジャミン
種 族:人間(男、23歳)
クラス:ゴロツキ(レベル16)
能力値 HP 腕力 魔力 守備 魔防 命中 回避 必殺 幸運 魅力 移動
能力値 27 9 2 7 2 10 10 4 7 7 4↑2↓3(歩兵)
成長率 30 25 10 20 10 30 30 10 15 5
【技能】
短剣:D 剣術:D 槍術:D 斧鎚:D 弓術:E 体術:E
探索:E 魔道:E 回復:E 重装:E 馬術:E 学術:D
【装備】
鋼の剣 威力19(10+9)
手斧 威力17(8+9)
鋼の短剣 威力16(7+9)
【スキル】
【個人】甘ったれた根性(回復アイテムの効果がランダムで1~5上昇)
【基本】魅力+5
【特殊】イキり散らす(隣接ユニットに威嚇、まれにスタン効果発動)
【特殊】カツアゲ行為(隣接ユニットを恐喝する、ごくまれに金やアイテムを入手)
【??】
【??】
【ゴロツキ】
NPC専用。いわゆる乱暴な無職、仮に肩をいからして歩くだけで金が貰えるなら仕事と言える。
能力値 HP 腕力 魔力 守備 魔防 命中 回避 必殺 幸運 魅力 移動
補正値 +2 +1 4↑2↓3(歩兵)
スキル イキり散らす(隣接ユニットに威嚇、まれにスタン効果発動)
カツアゲ行為(隣接ユニットを恐喝する、ごくまれに金やアイテムを入手)